前置き
車の点検時に頼んだ代車が「フリード・ハイブリッド」だった。フリードは何度か乗ったことがあるのだが、久しぶりに乗った感想としては、やはり時代を感じるものであった。
気になるポイント・パワートレイン
フリード・ハイブリッドは、一昔前のホンダのハイブリッドで、DCTの組み合わせの「SPORT HYBRID i-DCT」となる。これが酷くギクシャクする。CVTやiMMD(e:HEV)に慣れた身からすると、不快でたまらない。仕組みとしてはMTであるから、こういったギクシャク感は想定されるものだが、これが大きな欠点であり、使われなくなっている理由と思われる。
これに加えて、ブレーキのサーボが弱いのか、ブレーキが思ったように効かせられないのも気になった。
気になるポイント・2列目のシート
以前、フリードも購入候補として検討した時期があるのだが、見送っている。決定的な理由の1つは、2列目のシート高。かなり低めにセットされており、大人では膝が浮いてしまう。これが着座の快適性にかなり影響すると思う。まぁこのサイズの3列ミニバンとなれば、ある程度の妥協は必要なのだが。
まとめ
こんな感じで、個人的には粗が見えてしまうフリードだが、ホンダの乗用車では日本で一番売れている(軽は除く)。3列シートは非常用と考えて、スライド付きコンパクトカーとして考えると、中々ちょうど良い感じはするが、他車と比べて設計の古さが目立つ。購入者は試乗して、この辺りの比較をしているのだろうかと疑問が出てくる。確かにシエンタと比較すると安いが‥。
現行フリードは、2016年に発売され、すでに数年前からe:HEVに移行しているフィットに倣い、次期型に移行するかと思うが、なかなかそんな気配無いね。