Gioire

The life after S2000 Gioire

日産 ノート、ホンダ フィットのインプレッション

日産ノート (レンタカー)

今年の夏は、幸い行動制限が無かったので、北海道旅行に行くことができた。そこでレンタルしたのは、現行型ノート。このクルマの出来が本当に素晴らしかった。コンパクトカーでありながら居住性も良いと言うのは、昨今当然でもあるが、スーツケースも大小2個積めて、大人2人、子供2人乗っても不満無しであった。まぁ大人4人乗りは避けたい感じであるが、常用2人であればこれ以上の大きさは要らないし、取り回しのメリットの方が大きい。

 

北海道旅行でのガソリン車は、大変辛く、以前から懲りていて、必ずハイブリッドを借りるようにしている。今回借りたノートは非常にパワフルかつ、モーター駆動で、非常に滑らかであった。シャシー剛性もあり、コーナーリングも楽しかった。動力スペック的には、重量:1220kg、モーター出力:116PS、28.6kgf・mとなり、相当パワフルである。

 

欠点は、ワンペダル走行にデフォルトで戻ってしまうこと。ワンペダル走行は、惰性走行できないので、常に踏んいなければならず、自分には無理。なので、通常の2ペダルにしたいのだが、変更しても起動後は戻ってしまうようである。これだけは勘弁して欲しいところ。説明書を読んでもこれの対処法は分からなかった。

 

 

ホンダ・フィット (代車)

次にフィット。自車が車検のために代車で借りたもの。しかし正直がっかりした。素のグレードでガソリン車だったんだが、これが非力過ぎる。アイドリングストップするとエアコンから生ぬるい風しか出てこないという有様。何とも完成度が低い感じである。

 

動力スペック的には、重量:1070kg、エンジン出力:98PS、12kgf・mらしい。以前乗っていたGE6フィットは、100PSの13kgf・mだったから下がっているようだ…。ノートとは同じモーター駆動のグレードでないと比較できないのだが、ガソリン車だとしても、1.5Lにするとかターボとか入れて欲しいところ。あるいは、割り切ってeHEVだけのラインナップでも良いのでは?という気もするのだが、そうもいかないのだろう。なお、eHEVは、モーター出力:109PS、25.8kgf・mということでノートほどではないが、エンジン駆動モードもあるから十分とも思える。こちらに乗ってみたかった。インテリアはダッシュボードが真っ平で非常に見晴らしが良い。この辺りはさすがホンダといった感じである。

 

現行フィットは相当売れてないようで、顔を少し変えるらしい。個人的に良いデザインだと思っていた、N-WGNも整形されてしまうようだ。ホンダはこだわって出しているシンプルデザインを安直に変えすぎじゃない?特に芝犬が裏コンセプトだったフィットのおでこの部分もあっさり平らになってしまうようで、何とも残念である。

 

もしかすると、eHEVに乗ると自分の評価も上がるかもしれない。デザインも玄人好み、乗ったら実は良いとなれば、フランス車的なエンスーカーにも思えてくる。そんなフィットに最も合うのは、20周年 特別仕様車 Maisonだろうか?

 



car.watch.impress.co.jp

 

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