前置き
現行フィットが出てから、あまり人気が無いというニュースも多かったが、最近どうなったのだろうと気になって調べてみた。
実際の販売台数
自販連で直近11月の台数を見てみると、
となっており、ヤリスが売れ過ぎている感があるが、フィットがそれほど売れていないということでもない?らしい。フィットは2022年10月にマイナーチェンジを行っているので、グリルの変更などMCの効果も一定程度あるのかもしれない(自分は前期型の方が好き)。ノートはハイブリッドだけでこれだけ売れているのだから、ノートくらいは売れて欲しいところだな。
ライバルと比較して
ノートと比較したハイブリッドの数値性能
- ノートX:価格 229.9万、燃費 28.4km/L、トルク 280N
- フィット eHEV HOME:価格 225万 、燃費 29km/L、トルク253N
ヤリスと比較したガソリン車の数値性能
- ヤリス 1.5G:価格 179.9万、燃費 21.4km/L、トルク 145N
- フィット HOME:価格 189.4万 、燃費 18.5km/L、トルク142N
ハイブリッドは、ノートと似たような燃費と価格。ただしトルクはノートの方が上回っている。驚いたがノートは1グレード(後期)なのだね。対してフィットはやたらタイプが多く、デザイン違いが多過ぎる。SUV的なCROSSSTARは、トヨタのライズのような、コンパクトSUV車としていれば、売れたと思う。
一方、ガソリンはマイナーチェンジで1.5Lになったらしいので、フィットの動力性能が対ヤリスで劣っている感じではない。しかし燃費が結構違う。重量もあると思うが、ヤリスが圧勝。
あまり人気が出ない理由
大衆車に求められるものは、
- 燃費
- コスパ
- デザイン
と勝手に仮定すると、フィットに足りていないのは、ガソリンモデルの燃費、そしてデザインになる。燃費だけでこの差がつくとは思えないので、やはりデザインが受けなかったんだと思う。メディアでN-BOXやフリードとの競合が挙げられるが、これはこじつけであろう。
自分の目線では、フィットのデザインは良いと思っている。しかし、一般には受けていない。トレンドとしては、LEDのシャープなライトが正解なのではないかと思う。つまりヤリスやノートが正解。マイナーチェンジで、そこまで手を入れる余裕は無かったようだ。また、コンパクトカーにはスポーティさというか、アクティブな雰囲気が欲しい。フィットはそういう意味で結構落ち着いた雰囲気だ。
ところでノートがマイナーチェンジでカッコ悪くなったので、少しチャンスが出てくるかもしれないな。