Gioire

The life after S2000 Gioire

2019 F1の感想

f:id:gioireblog:20191207122003j:plain

 

2019年F1は、名門レッドブルとホンダのタッグが誕生し、実際ホンダがどこまでできるか?というのが心配であり期待であったが、合格点であったと思う。

 

圧倒的なレースペースのあるメルセデスが開幕から8連勝した序盤戦は、恐ろしく退屈であり、正直シーズン終わったなと思った。実際チャンピオンシップは確実に終わったのだが。尻上がりに調子を上げたホンダがシーズン通して楽しませてくれた。ホンダ関係者もほっとしているのではないだろうか。

 

レッドブルの地元で、ごぼう抜きを見せたオーストリア・グランプリは、長年F1を見てきた中でも屈指の名レースであった。これは感動した!

 

gioire.hatenablog.com

 

ホンダはハンガリーポールポジションを取り、前半戦を好調のまま終えた。迎えた後半戦だったが、フェラーリが「急に」圧倒的な速さを手に入れてしまい、相対的にホンダは失速気味となった。

 

あまりの直線スピードに疑惑が向けられ、レッドブルからFIAにレギュレーション違反の確認がなされた。結果、燃料流量計をごまかすといった禁止事項が明記されたのだが、その後、フェラーリが明らかに失速していたり、燃料を多めに入れる違反を犯したり、といった状況証拠から見ると、明らかに黒であるな。このチートが無ければ後半戦も盛り上がったろうになぁ・・。ひどい話である。

 

jp.motorsport.com

 

今年6度目のチャンピオンになったハミルトンとメルセデスのタッグは、衰えを全く見せない。特にチームの手堅い戦略、マシンの信頼性、ハミルトンの劣化しやすいタイヤを保たせる技術がずば抜けているので、来年も相当高い壁であると思われる。ただし、来年はレギュレーションがキープされるので、今年よりは相対的な差は埋まるであろう。楽しみである。