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新型レヴォーグ:納得の進化

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新型となるレヴォーグが発表された。これは納得の進化と言って良いかな。

 

まず、ADAS。拘りのステレオカメラであるが、近年他メーカーの方式との差別化が少なくなっていたようにも思う。新型アイサイトは画角が大幅に向上し、ミリ波レーダーなどとの協調制御で360°のセンシングを行うようだ。今回、カメラは日立オートモーティブ製から、Veoneer社製に変更され、改善したようであるが、国産ベンダーには頑張って欲しいところではある・・。

そして「アイサイトX」と呼ばれる、3D高精度地図データと高精度GPS情報を使った運転支援機能である。これで、50km以下でのハンズオフ走行もできるし、他にもカーブや料金所検出とかするらしい。(まぁ、アイサイトXしかできないという特別なものがあるわけではないみたいだが)

 

こういったADASと相性が良いのは、トルクのあるエンジンだが、1.6Lと2.0Lエンジンを統合して、1.8Lとした新型エンジン「CB18」となった。個人的にはボクサーのハイブリッド化を期待しているので、その点は物足りない。スバルのロードマップでは、2020年代前半にEVやHVを出す予定らしい。レヴォーグにも追加されれば良いが。

monoist.atmarkit.co.jp

 

内装は、液晶センターコンソールや、フル液晶化されたメーターの採用など、先進性を醸している。液晶のセンターコンソールはホントに使いやすいのか分からないけど。フル液晶のメーター部分でADASの情報がいろいろ確認できるのは良いね。

 

エクステリアは、まぁ残念な感じである。個人的にこういった刺々しいデザインは嫌いなのだが、フロントフェイスが特にダメ。ボクサーエンジンをモチーフとしたフロントグリルの側端から伸びたエッジがライトに刺さるような造形になっており、それによってライトが非常に小さくなって、結果やたら気持ち悪い顔になってしまっている。残念だ。

また、国内向けサイズ設定であったはずのレヴォーグなのに、全長65mm、全幅15mm拡大してしまったようである。まぁ、許容範囲であろうか。国内仕様ならダウンサイジングこそ美徳とされる時代ではないのかね。

 

結論。正直なところ、ADASの進化ぶりは少し驚いた。加えて、この統合制御を使いこなすためのトルクフルなエンジンとボディ剛性など、安全性に対するスバルの拘りを感じる一台であるなと思う。これを350万程度で堪能できるなら、割とお買い得かもしれないな。

 

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