Gioire

The life after S2000 Gioire

スバルブランドの失墜

昨年来の無資格試験問題からスバルの不祥事が止まらない。リコールとなっているバルブスプリングの問題は、エンジンを降ろして交換するそうで、一台当たり2日かかるとか。何とも気が遠くなる話だ。しかも内部では随分前(2012年頃)から分かっていた話だったようで…。まさにブランドの失墜。無骨で真面目なクルマ作りが信条だったのに…。米国に媚び、キャパを超えた拡大路線。そして兵站が伸びきった故の不正、品質問題、というありがちな話である。

 

 

経営的には利益が出ているので、米国偏重の戦略自体は評価されるべきなのであろう。今のところではあるが…。国内では軽から撤退したものの、雪国のユーザーやマニアに水平対向の四駆が支持され続けている。しかし、昨今技術的には先進性が感じられなくなっている。どこのメーカーもアイサイトと同程度のことができるようになった。燃費に関しては水平対向に組み合わされるストロングハイブリッドが今のところ見えてこないため、特に遅れていると感じる。いくらスタビリティご良いと言っても、わざわざ重い四駆に乗るのは物好きだけの時代である。

 

技術的に遅れ気味でかなり厳しい状況に思えるのだが、このリコール騒ぎが終わるまでスバルの新しい展開は期待できない気がする。中国では全く売れてないし、これでアメリカでリコール訴訟が起きたり、トランプが関税でもかけたら一気に終わるんじゃないかね?スバルは好きなメーカーだから、もう一度出直して欲しいんだけどね。

 

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