Gioire

The life after S2000 Gioire

EV時代の内燃機関MT車

2021年はEV時代に向けてゲームチェンジの様相を呈しており、各社EVの話題が多いね。特に欧州車。個人的には早くEV時代が来てもらって、地球にも人にもやさしい世界を望むばかりだ。一方、まだ内燃機関のスポーツカーを楽しみたいという気持ちもある。(実際にはクルマに回すような金は無いのだが‥)

 

最近一番寂しいニュースは、ホンダがS660の販売を終了したこと。ビートが7年間だから、ほぼ同じ期間販売されたことになるのかな。つい昨年、後期型になったばかりで、暫く販売すると思っていたので、まさに寝耳に水である。2022年3月での販売終了がアナウンスされ、すぐ生産キャパが埋まってしまったらしく、事実上もう買えない。人とは買えないと思うと欲しくなるものである。実用性ゼロでかなり敷居の高い車であったが、庶民が買える貴重なMRスポーツであった。今後庶民が買えるようなMR車が出てくるとは思えないな‥。


f:id:gioireblog:20210408221356j:plain↑最終モデルのVersion Z。標準車の中古車も高騰することだろう。

 

一方、トヨタはこんな時代にも関わらず、スポーツカーを出してきているのが驚きである。まずはGRヤリス。トヨタがこんな激しいラリーカー出すのは、セリカ GT-FOUR以来だろう。ハイパワー4WDを小型車に詰め込んでしまうあたり、90年代のGr.A時代を彷彿とさせる。当然ヤリスとは全く別物の専用設計なので、その時代のむりくり感のあるラリースポーツとは違うね。だがベースがヤリスだけに、現代にしては異例に小さいスポーツハッチに仕上がっているのが素晴らしい! GR "High Performance"で456万と、ちょっと買えない値段になってしまっているが、良く作ったものである。シビック・タイプRよりは、こちらだろう。

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そしてつい先日発表されたGR86である。以前からスバルBRZの写真が先行して公開されていたが、なんともひどいフロントマスクだなぁと感じていた。しかし86の方は良い! 初代はグネグネした面構成で変なデザインだったが、今回はクリーンにまとまっていてカッコイイ。86ロゴなど子供っぽいところは若干残っているが、許容できる範囲に見える。エンジンも今時NAで、しかも2.4Lに拡大しているのも凄い。一体どの程度の値段になるのか? 発売が楽しみである。

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