トヨタのFRスポーツ、86がマイナーチェンジを行った。内部はそれなりに進化していると思われるが、ことエクステリアに関しては、カッコ悪くなっただけに見える。昨今トヨタ車が表現している、アンダープライオリティ、キーンルックを持ち込んだようだが、どうにも気持ち悪い顔になってしまった。
キーン(Keen)ルックは、ライト周りの意匠を鋭く仕上げること。また、アンダープライオリティは、バンパーのグリルを強調して大口を開けたようなデザインのことらしい。カローラやエスティマのMCで見られた、かなりエグいデザインである。
今回の86もそうだが、もともとあったデザインテイストに対して、キーンルック、アンダープライオリティを無理矢理後付けしてるもんだから、うまくまとまるわけがない。結果バンパー周りだけ有機的で気持ち悪い顔になってしまった。そもそも、このキーンルック、アンダープライオリティって、ちっともカッコ良くないしね。前期型とてお世辞にもカッコ良くないが、これは前期型買った人が正解。